東日本大震災後、被災地でその風景を撮っていると、そのたびに地平線がさらに遠のくような気がします。特に、長い歴史を持つ貞山運河沿いの風景は、津波とその後の復旧工事によってその姿を刻々と変えてしまい、その歴史も、今この瞬間も日々遠のいています。そこで、空からの視点で記録することで、少しでもこの歴史的な風景の今を残していきます。