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伊達美味【復興・防災】マーケット
山田和佳子
タイトル(日本語)
伊達美味【復興・防災】マーケット
詳細
「いってらっしゃい」。 家族を職場と学校に送り出した。3月13日午前8時30分。 「よし」。今日は久しぶりの平日の休日。誰かのための休日ではない。お母さんの休戦日。 今日は何して過ごそう。どこに出かけよう。洗濯物干しで気持ちにストップ。 小雪が舞っている。家でのんびり誰にも邪魔されず編み物も悪くない。 でも、一回でもいい今シーズンのお気に入り、グレーのムートンブーツと紺のダウンコートで街を歩きたい。ひとりで。 ふっと美雪ちゃんの笑顔が浮かぶ。美雪ちゃんはいきつけのイタリアンの店員さん。会いたい。美雪ちゃんのお店でランチしよう。ひとりで。 午前11時。仙台市青葉区一番町に到着。ランチはまだ早い。美雪ちゃんに手土産でも。なにかいいモノないかな。サンモール一番町入口に。 あっこのピンク。桜だ。もう春か。 でもなんで?テントが並ぶサンモール。マルシェかな?まいっか。なんだかいいモノありそう。 「くまちゃんクッキー」のぼりが目に入る。ん?これ見たことある。あっ!通勤途中で気になってたお店だ。「こんにちは」。お店の方に場所を確認するとビンゴ!やっぱりあのお店だった。くまちゃんクッキーとついにご対面。なんて可愛い。並んだこけしちゃんクッキーもツボ。手土産にいただきます。 もう少し見ようかな。美味しそうなパン。んん?知ってる。あっ!!妹の知り合いのパン屋さん。「こんにちは」。お店の方に妹の名前を出すとビンゴ!!やっぱりあのお店。自宅で家族のために作り始めたパンはファンがいっぱい。レーズン酵母を使っているから時間がかかるの。と教えてくれた。発酵完了はタイミングを見極めるの。タイミングはその時々。だから夜もゆっくり寝ていられないの。でも美味しいって家族が。笑いながら子どもを自慢するみたいにパンを自慢する。この方は家族を思いながらじっくり時間をかけてパンをつくっていらっしゃる。きっと家族を向き合う時もじっくり時間をかけて家族の心に寄り添うのだろう。愛されてるパンいただきます。 もう一件。黒いお菓子。んんん?ここ知ってる。あっ!!!Facebookで誰かがいいね押してたお菓子屋さん。「こんにちは」。もちろんビンゴ!!!やっぱりね。七ヶ宿でご主人が炭を焼く。その炭を混ぜ込んだお菓子を焼く奥様。自給自足がしたくて七ヶ宿の森の中に住んでるの。理由?生きるに迷った時に出会っちゃったのよ。奥様の澄み切った笑顔になんでだろう?涙出る。私は生きるに迷った時どうするだろう。自分の生きたいに彼女のようす素直になれるだろうか?まっすぐに自分を信じてあげれるのだろうか?デトックスにいいクッキーなんだって。いただきます。 午後2時30分帰宅。美雪ちゃんはこけしに大喜び。ツボが合う瞬間は水玉が弾けるみたい。いくつになっても新鮮感覚だ。いくつになっても何度でもこの弾けるを共有できる友人に出会えて幸せ。ランチも満足。休日終了まで後1時間。もうすぐ息子が帰ってくる。 じっくり淹れたコーヒーとパンとクッキーを前に今日の出会いを振り返る。すれ違っていた大切な何かに曲がり角を曲がったら出会ってしまったこの出会い。 偶然?必然? ふっとDiaryを手にする。今日はナニかあったかな。!!!!伊達美味【復興・防災】マーケット サンモール一番町商店街。私ここに行ってた。必然?偶然?? まいっか。次の休みはどこ行こう。みんなで。スケジュール帳とDiaryを並べてみる。きっとDiaryは私たちの必要を偶然のふりをして教えてくれる。 お母さん復活まであと30分。夕飯何にしよっかな。
場所
サンモール一番町商店街
緯度・経度
38.25909312, 140.87213875
住所
宮城県仙台市青葉区一番町2丁目5
建物名
東一中央ビル
制作年月日
2015-03-13
タグ
Diary亭日乗
サンモール一番町商店街
登録者
山田和佳子
最終更新者
山田和佳子