同人誌や個人誌など、仙台・宮城における非商業系・独立系の雑誌類を「グラスルーツ・マガジン(草の根雑誌)」と名付けてみます。こうした刊行物は散逸してしまったり存在そのものが伝わらないことも少なくありませんが、この街の同時代を示す重要な表現活動のひとつに他なりません。 今回は「文芸」をテーマにし、1945年以降に発行されたものを中心に仙台文学館が所蔵する資料や各誌の発行人の声を記録します。